服じゃない立体裁断



変わった制作が大好きな私ですが、今回は靴に関係するものを作ってみました。

一樽分もあるハギレを解消すべく始まった「ハギレ活用プロジェクト」の一環です。



今回あらたに作ったものは、シューキーパー。

外側の袋部分をハギレで作ります。

中は新聞紙でも詰め込んで形作ろうと思います。

(ハギレを入れたかったものの、裁断くずで靴の中が散らかると良くないので却下。)


さて、このパターンをひくのにはどうしたものか・・・

と考える間もなく、実際のシューツリーを元に頭の部分をドレーピング。

シューツリーは自分の靴から引っこ抜いてきました。



元のシューツリーにテープで中心ラインをひきます。



木のシューツリーは左右非対称にできていますが、今回は柔らかい布で作るため、パターン上で厳密に左右差をつけてもあまり意味がありません。

ラインの半分側だけドレーピングして、紙面上で線対象にトレースすることにします。



今回は上下の生地を縫い合わせる仕様で作ります。

上側と下側、それぞれシューツリーの頭部分にシーチングをあてていこうとしたものの・・



ええ、素材は木ですもの。こんな硬いものにまともにピンがささるわけがありません。

仕方ないので、かろうじて刺さった上側以外は手で布をおさえつつ、直接マーキングしていく戦法でいくはめに。

邪道としかいいようのないやり方。

果たしてこれをドレーピングというのかはなはだ疑問なものの、これで突き進むしかない。

ものは試し、が常に私の座右の銘。


ドレーピング後のシーチング。点と点を結んだところ。

シーチングは手で押さえていたので結構ぶよぶよしています。

服のパターンでは許されないことですが、中に新聞を詰めるタイプのシューキーパーのパターンとしてなら許されるでしょう。

(おかしなところは紙面上で多少操作できると思うし)


紙にトレースしたところ。

上下の外周の寸法が合っていたので及第とします。


小さいのでA4のコピー用紙で用が足りる。服ではなかなかこうはいきません。

それにしても、小物用のパターンは難しい。

服用の大き目のカーブ定規しかもっていないので、小さなカーブは引きづらいのです。


そうこうして縫い上げた第一作目がこれ。


ひもがついていてキュッと絞れます。

元のシューツリーの形状にもまあまあぴったりしているので、まずまずかしら。


新聞紙を詰め込んでみたところ。

紙の凸凹がなんとも美しさを損ねてやまない。けど便利。

中の新聞紙にアロマオイルたらしたりできるし、湿気を吸ったりして替えたくなったら中だけ捨てて新しいのを入れればいいし、外側の布はじゃぶじゃぶ洗えて衛生的。



使う生地も小さくて済むからハギレ活用(解消)もばっちりです。

ひもを工夫したり、布の組み合わせを変えたりしていろんなシューキーパーが作れそう。



靴の類のパターンは全く専門外で全然分からないのすが、見慣れないパターンを自分が引いてることが新鮮でワクワクしました。

こんな、なんちゃって立体裁断。

絶対に他人に見習ってほしくないですが、私個人の趣味的試みとしてご紹介してしまいました。


日々ワクワクの宝庫です。


靴と元型シューツリーと今回の成果物